引越顛末記4

■引越業界って大変なのね

引越と言えば・・・そう、引越屋さんを探さなければ。
10年前引っ越してきた時はガランとしていた部屋が、今は仕事の荷物が目一杯詰まって、3LDKどの部屋も満杯状態である。引越費用、一体いくらかかるんだろう・・・めちゃ不安。
なんとか安く済ませたいと、まずはインターネットで見積依頼をした。

24時間以内に数社から返事があった。が、見積内容はバラバラ。
実際に荷物を見て見積もりたいと、直接電話してきたところと、メールの返事内容等から良さそうなところをピックアップして、訪問見積をお願いした。そして、7月も終わりという30〜31日の2日間、見積合戦が始まったのだ。

まずはネットでの見積依頼に対して真っ先に電話してきたA社。
営業マンは、自分が一番乗りであることになぜかとても喜んでいた。(それってそんなに重要な事なのか?)
一通り荷物を見て計算を始め、定価ベースの金額を提示。(金額はなんとなく予想していた通り。)
で、交渉開始。
「全然ムリやわ」というダンナに「え?そうですか。ご予算の方は?」と営業マン。
「○○ぐらい」
「えーー・・・ちょっと厳しいですねー」
と言いつつ電卓をたたき始める。
「ちょっと上司に相談します。」
と携帯電話でやり取りした後、
「うーーん、では、今即決していただけるなら、このお値段で・・・」
っておいっ、出来んのかよ!?ってか、即決ならって条件は何???
「この値段が高いか安いかもわかれへんのに、即決なんかできへんわ。比較してみんとわかれへんやん。」
「はぁ、そうですね・・・」
「即決は出来へんから、置いて帰れる値段を置いてって。」とダンナ。
またしばらく携帯でどうのこうの話をしていたが、結局のところ、即決価格より少し高い金額を置いて帰っていった。

他 社もだいたい同様のやり取りだった。一つ気になるのは、皆が皆、他にどこの会社が見積に来ているかを執拗に聞いてくることだ。それから自社の特徴をうたう のに、やたらと他社のデータを出してくること。聞いているとちょっとウンザリしてくる。それほどに競争が激しい業界なのかな・・・。

しかし、、最後に来た営業マンは気持ちが良かった。
「これが定価です。○○割引が○○%。××割引が××%。△△割引が△△%で、お見積金額はこれになります。」
と、非常にあっさり、他社が最終的に出したような金額を最初から提示してきたのだ。
この人営業が上手いのか。いやはや何ともスパッと気持ちの良いやり方だ。
おまけに「これだけの荷物だと、荷造りした箱の置き場に困るでしょうから、2回に分けて引っ越しされてはどうでしょう?」と他社ではなかった提案をしてくれた。なんと引越費用は変わらないという。
はっきり言って不安だったんだよね。1回で全部運んでしまえるのかとか、全部荷造りして上手く置くところを確保できるのかとか。でもこの提案のおかげで肩の荷が下りたような気がした。
話の内容も、マニュアル通りではなく、相手を見て話をしている感じがしたし、なかなか機転の利く人という感じだった。でもそれって、営業マンとしては当然のことのような気がするんだけど・・・。
一応、後で返事しますということで帰って貰ったが、ダンナと話し合って意見が一致、その日の内にその会社にお願いした。

結局のところ、金額も一番安くなっちゃったんだよね〜♪\(^O^)/
翌日、早速荷造り用の段ボールを持ってきて貰い、いよいよ本格的に引っ越し準備に入ったのです。