人の姿が一瞬違うものに見えたとき

私は霊感が強いとか、何か特別な能力があるとかは一切ないのだけど、不思議なことは時々起こる。
その一つはタイトルの通り。

初めての体験は20年ほど前だったと思う。
遠方の知人が、仕事で近くに来られるというのを聞きつけ、会いに行った時のこと。
何かのセミナーに参加されていて・・・そもそもそのことに違和感を持ったのだけど・・・ご挨拶しようと向き合った瞬間!

その人の前に違う姿が重なって見えた。

え?なに?

ほんの一瞬のことだけど、そして何故かアニメなのだけど、そんなキャラクターは知らない。
その姿から私が感じたイメージは、デビルだった。

今でもハッキリ覚えているぐらい強烈な記憶だ。
一瞬フリーズしたけど、その人とはいくらか会話を交わして、すぐに失礼した。

その人はそもそも不思議な人で、見えない世界のことを研究されていて、捨て身の実験を重ねておられることはよく知っていた。なので、「今はそういうところと繋がってるんだ」と、勝手に解釈して自分を納得させていた。
結局、その方とは以降お会いすることはなかった。

それから数年後、ある集まりで初対面の人と会った時のこと。
私が部屋に入ったとき、後ろを向いていたその人がこちらに振り返った。
その瞬間!
その人の顔の前に、黒い、何か、タヌキっぽいものが見えた。

うっ、なんだろう・・・

瞬間に感じたイメージは、妖怪、かな?
何だかよくわからないので、少し距離をとっていたけれど、結局周りの人もみな疎遠になったよう。

3度目は、当時、会社に出入りしていた人。
しょっちゅう顔を合わせている人なのに、それはたった1度だけ。
前から歩いてくる姿を見ていたら、一瞬だけ姿が変わったというか、前と同様、その人の前に何かが重なった。

その時に感じたイメージは、たかり。
これはさすがにマズいと思い、社長に心配を伝えた。
社長も何かを感じていたらしく、それから間もなくして離れていった。

なんだかよくわからないけど、恐らくどこかからの注意喚起なんだろうと思う。自分の本質からなのか、守護してくれてる何かなのか。
面白いのは、イメージの伝え方(いや、受け取り方か)がアニメだってこと。おどろおどろしくないから、恐怖心は全くない。
それが私の能天気さを表しているのかもしれないなぁ・・・