いつだったか、うちの猫さんたちに訊いてみたことがある。
「何て言われたら嬉しい?」と。
まずはママ猫のトゥポさんから。
「かわいいね」
「べっぴんさんやね」
いずれも全く反応なし。そんなこと興味ねぇわって感じ。
「かっこいいね」
グルグルと喉を鳴らす。
え、そこ大事なん?
さらに訊く。
「お利口さんやね」
すると、全力でグルグルいいながら頭を擦りつけてくる。
不思議なことに(?)これらのやり取りを何度か繰り返しても、それぞれの言葉に同じ反応をする。
続いて娘猫のピーちゃんに訊く。
ピーちゃんもやはり「かわいい」も「べっぴんさん」も興味なく、 「かっこいい」も「お利口さん」にも反応なし。
「面白いね」
と言うと、プイッと横を向く。
あ、それ嫌なんですね。でもピーちゃん面白いんだけど・・・言っちゃダメだったんだ。(汗)
訊いてみないとわからんもんだ。
一体ピーちゃんは何を言われると嬉しいのだろう? いろいろ考えて、ふと思いついた。
「ピーちゃん、ゴキゲンさんやね」
言った途端、こっちに振り向きグルグルいいだした。 (ピーちゃんは普段あまりグルグルいわない。)
そうだったんだ!
今まで一緒に暮らしてきた数匹の猫さんたちの中でもダントツ表情豊かなピーちゃん。
超天然で面白い子と思ってきたけど、ピーちゃんにとって大事なのはそこだったんだ。
ピーちゃんにもこの一連のやり取りを何度かしてみたけど、同じ反応。
いやーホンマ訊いてみないとわからんもんだ。
そのピーちゃんは去年の12月に17年半の猫生を終えた。
人間でいうと86歳ほどらしいので、よく頑張ってくれたのだと思う。
2年続けて共に暮らしてきた人、猫を失ったことは本当に辛かった。
でもピーちゃんに「ゴキゲンでいてね」「ゴキゲンは大事だよ」って言われているような気がするのです。
生きていれば、嬉しいことも悲しいこともいろいろ起こる。
それは生きているからこそ体験できることであり、全ては必然。
それらを自分がどう受け止めるかは自分で選択できる。
自分のゴキゲンは他人にとってもらう(それは依存)ものではなく、自らとるもの。
これも「自立」に関係することだなぁと思う。