Peugeot 307cc

この車を知ったのは2002年10月、「CaDa」という自動車雑誌に掲載されたパリ・サロンの速報記事である。この写真を見て、スタイルの良さに「おぉ♪」と写真にかぶりついたのだった。

以前から306カブリオレもいいなぁなんて思っていたので、その後継車となれば余計に気になる。いや、306カブリオレの後継車といっていいのだろうか? 306でのピニンファリーナの落ち着いたデザインとはかなり雰囲気が違う。とても動物的(猫が耳を後ろに倒して必死になってる顔みたい(=^・^=)なデザインで、306とは違った意味で愛着がわいてきそうな感じだ。

バックスタイルそんなこんな(どんな?)で、ひそかに(?)発売を楽しみにしていた。
そしてちょうど1年経った2003年秋、ヨーロッパで発売され、各雑誌にも試乗記事が載りはじめた。外観デザインは細かな部分的変更はあるようだが、スタイル的にはそのままって感じ。

はてさて、全体的なデザインは個人的にいいなぁと思っているのだが、実際のところ使い勝手はどうなのだろう。
とりあえず一番に目につくのは大胆に傾斜したフロントガラス。cc(クーペ・カブリオレ)にするために、極力屋根を小さくする必要性からこのような形に なったらしい。見た感じ、風の巻き込みは少なそうだが、オープンカーとしての開放感の方はちょっと損なわれるような気がするなぁ。乗降時に頭ぶつけると か・・・。

それから気になるのがトランクの大きさ。普通オープン乗りはそれほど気にしないのかもしれないが、私は気になる。オープンでキャンプや旅行に行くのは最高♪ なのに、荷物が積めなきゃ話にならない。車で移動するのに、持っていきたいものが持っていけないなんてことは到底納得できないのだ。えっ、わがまま?

それでトランクの大きさだが、クーペ時350L、オープン時には204Lになってしまう。数あるオープンカーの中では十分といえる容量だろう。でも、オープンにしてキャンプ道具積むのはキツイな。σ(^◇^;) (ちなみにうちの車(旧アストラカブリオ)はオープンでもクローズでも390L。これって異常?)

※「オープンカーのトランク容量比較」なんて珍しいページを発見!(「OPEN-CAR JAPAN」サイトのレポートのページです。)

しかしこうみると・・・果たしてハードトップは必要なのか?という疑問がわいてくる。幌なら収納にこれほど場所を取られないし、しっかりした作りの幌なら (幌にもいろいろあるので(^_^;))特に不満や不便は感じないと思うのだが・・・。リトラクタブルルーフは今後定着するのだろうか、はたまた一過性のものなのだろうか。(個人的にはあんまり必要性を感じないけどね。)

まぁ疑問もいろいろあるんだけど、この307ccのスタイルは私好きです♪試乗記事によれば、プジョー本来の「ネコ足」も十分楽しめるとか。いいんじゃないっすか〜

※写真:上2枚は2002年パリ・サロンの記事から。下2枚は2003年フランスでの試乗記事から。(CaDaより)

-プチコラム-

数年前、ダンナがワゴンタイプの車を探していた時、手当たり次第に車を見に行っていた。そして、プジョーのショールームに行ったとき、私は初めてプジョーのシートに座った。どの車種だったかよく覚えていないが、あのお尻の感触だけは忘れられない。

初めてシートに座ったとき「気持ちいい!」とお尻が叫んだ。初めての体験だ。「こ、こ、これは何なんだ???」しっかりしているけど固くなく、でも日本車のフワフワシートみたいに柔らかくはない。ほどよくお尻に気持ちいいシート。これにはホントにビックリたまげたって感じ。w(゜o゜)wワオ!!

どうしてこんなものがあるんだ!ってか、どうして他はそうじゃないんだ?
イス生活の長い国はさすがにイスというものを知っている。日本のメーカーだってそろそろイスのことをちゃんと考えて欲しいもんだ。