意識と感情

意識は肉体に留まらず
感情は肉体の内にある

そう感じている人は多いと思う。
私はといえば、強烈な体験から実感している。

その一つは、幽体離脱を体験したこと。
体を動かすことが一切出来ないのに、意識だけはしっかりあるという状態。
周囲で誰が何をし、何を言っているのか全てわかっている。
「意識がない」と言われているのだけど、意識があることを伝えることが出来ない。
指一本動かせず、瞬き一つすることも出来ないのだ。
(心肺は問題なく動いていたので、ご心配なく(^_^;))

だが、周囲にいたある人の言動に対して感情が爆発した瞬間、目を開いて体を動かせた。
一瞬だけど・・・感情のエネルギー恐るべし。
(自分で書いてても怖いわ(^_^;))

もう一つの体験は、感情ドラマに巻き込まれた時のこと。
何よりも「気持ちが大事」と思っている人の中には、周囲を巻き込んで、感情的なドラマを展開させる人がいる。
私の身内にもいて、昔、その人のドラマに完全に引きずり込まれてしまったことがある。

話をしているうちに酷く感情的になってしまい、私は泣きながら訴え出したのだ。
そんな状態になってすぐ、冷静に観察する別の自分(意識)が現れた。

何かおかしい。自分はどうして泣いているのかわからないし、言っていることも、全然私らしくない。
そう思っても、感情に支配されて動いている肉体をコントロールすることは出来なかった。

このことがあってから、感情ドラマに乗らないよう気をつけるようになった。
なので、相手が誰であっても、巻き込まれることは無くなった。
そういう類の人にしたら、とってもやり難い相手だと思う。(^_^;)

 

とにかく、感情は暴れだすと手に負えない。
だから、抑えすぎてもいけないし、蓋をしてもいけない。
肉体についているものだから、肉体的にも影響が出てくる。始末が悪い。

自分が自分の感情に振り回されないためには、日頃から自分の感情と上手く付き合っていく必要があるのだと思う。
付き合っていくことは向き合っていくこと。
意識と感情が仲良く対話していくこと。

メタ無意識」のことを知ってわかったのは、人は(もちろん自分を含め)いかに多くの「思い込み」を持っているかということ。
感情が乱される原因の多くは「間違った思い込み」からくる。
この「間違った思い込み」を外していくことで、日常が、人生が大きく変わっていくはず。