本当にそうなの?

先日のAI時代の話に関連して、もう少し考えてみる。
これから先、間違いなく色んな仕事がAIに置き換わっていく。
それが進んでいった時、人間が必要とされる仕事とは何か。
AIが代用できないもの、人間ゆえの能力となれば・・・
感覚的なもの、直感的なものだろうか。

そういうと、芸術を思い浮かべそうだけど、普通に、商品開発だったり、企画だったり、営業だってそういうものは必要だろう。
マニュアル通りに動くだけなら、それこそAIで事足りるはず。
でも、閃きなんてAIにはない。

昔、インターネットが普及し始めた頃、皆が「インターネットって何?」ってなっていた。
説明したところで、殆どの人が全くわからない。
例えば・・・と例えられるものがなかったのだ。
だから、インターネットで一体何ができるのかは想像するしかなかった。

「インターネットやったら儲かるんでしょ?」なんて言葉も山ほど聞いた。
メディアの話を鵜呑みにして、格安でホームページを作ったはいいけど、結局放置してフェイドアウト。
そんな会社が殆どだった。

でも中には直感の鋭い人がいて、
「何かわからんけど、これはやっとかんなアカン気がする」
と言って、よくわからないながらも真面目に取り組んだ人は・・・結果成功した。

ビジネスって、案外直感が大事だったりする。そんな一例かと。

常識や損得勘定で動いていては、なかなか直感に従う勇気は持てないもの。
だけど、感覚や直感を磨くことはとても大事なことだと思う。

こうしなければとか、これは良くてあれはダメとか、何となく根拠もあやふやなまま染み付いてしまった思考の癖や思い込みは一度疑ってみた方がいい。

本当にそうなの?