忘れていた本音

部屋の模様替えをした。

うちの間取りは玄関、リビング、ダイニングが1つの空間になっている。
玄関とリビングの間には腰壁があり、リビングは2段下がった作りになっているが、玄関のドアを開ければ全て見渡せる状態である。

去年1年でかなりモノを処分し、リビングがガラ空きになったのもあり、長年うまく活用されていなかったパーティション型本棚(両側から出し入れ出来るタイプ)を引っ張り出してきて、玄関とリビングの間に2台並べて置いた。

最初はちょっと狭苦しくなるかな?と思ったが、なかなか家らしい(?)、てか部屋らしい感じになった。
そして1日、2日と経つと、自分がすごく安心して過ごせていることに気づいた。
と同時に、この空間に慣れていたつもりだったけど、本当のところは我慢してたのか?と。

そういえば、引っ越してきた当初、このように本棚をパーティション代わりに置くことを夫に提案したけど、「狭なる!」と一蹴されたのだったと思い出した。
せっかく広い空間があるんだから活かしたいという気持ちも分かるので、それ以上は言わなかった。
提案したことさえ、長年忘れていたぐらいだ。

一人になって、遺品整理もほぼ目処がついてきた時

「あっ、家ごと全部自分の好きにしていいんだ!」

と気づいた。

共に過ごしていた間、特に相手に合わせているという意識はあまりなかった。
他人同士が一緒に暮らすには、お互いに全て自分の思い通りにすることは出来ないわけで、譲るところ、譲れないところをお互いに擦り合わせていくしかない。
諦めるしかないところもあったけれど、それはまぁお互い様なので・・・(笑)

でも、思いがけず完全なる自由になった後、少しずつ「自分の好き」を実現していったら、改めて「自分らしさ」というものに気づくようになった。
我慢してたわけじゃない(たぶん)けど・・・「忘れてた」って感じ。

それよりも大事にしたいものがあったってことなんだと思う。

 

夫に会うまでが第一の人生、夫と共に生きたのが第二の人生だとしたら、これからの第三の人生は、自分らしさを取り戻す、いや、追求していくのかな。