エネルギーの反転について

これも恐らく小山内さんの本には書かれていない話だと思うが、小笠原さんから直接伺った話である。

 

エネルギーというのは、いつでも反転する可能性がある。
反転というのは、プラスとマイナスが入れ替わるということ。
例えば、おまわりさんとヤーさんはエネルギー量が同等である(らしい)。
エネルギー量が同等だから、対応が出来るということである。
ただ、エネルギー量が、例えば80だとすると、おまわりさんはプラス80で、ヤーさんはマイナス80と符号が違うので、数値的には大きな差となる。

しかし、このプラスとマイナスは、時に反転してしまうことがあるという。
アメリカの映画やドラマで、汚職警官の話がよく出てくるが(実際どうなのかは知らないけれど)、まぁそういうことではないかと思う。
長い人生、いろんなことがあるし、ちょっとした気の迷いや魔がさすと言うこともあるわけで、恐らくそういう隙が出来た時に反転してしまうことがあるのだろう。

プラスからマイナスへの反転に比べると、マイナスからプラスへの反転はかなり難しく、一度マイナスに反転してしまったら、戻るのは困難ということだ。
これはエネルギー量の多い人ほど注意しなければならないことである。
プラス100ならマイナス100に、プラス1000ならマイナス1000になってしまうわけだから、エネルギー量が多いほど、その落差が激しいのだ。

宗教家や政治家などもそうではないだろうか。
最初は高い視点、志を持って活動し、人が集まってくるのだが、ある時から反転してしまうことがある。
小笠原さんの言葉で言えば「ゴミがつく」ことが原因の一つなのだろう。
それは人間の弱さであり特徴とも言えるかもしれない。

 

プラスからマイナスへの反転を回避するためには、常に自分の在り方、生き方を意識して、目の前の一つ一つを丁寧に選択していくことが大切なのだろうと思う。

 


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