引越顛末記3

■心は既に・・・

果たして私達はここに住めるのだろうか?もう既にこの家の虜である。いやいや、こんな場所がこの家 賃でというと、何かとんでもない秘密があるのかもしれない。冷静になってきちんと確認しなければ・・・。と、いろいろと聞いてみたところ、いくつか条件 (オーナーの事情がいろいろとあるらしい)があり、その為に借り手がなかなかつかないようだ。とりあえず、事件や事故はなかったようで一安心。ホッ

ならば!借りる方向で考えましょう!
最初は「それはあり得ないでしょ。」と思ったオーナーの条件だったが、よく考えてみれば、私達にとっては別に大したことでもなく、気にしなきゃぁいいん じゃない?程度のものだとわかった。それよりも、この景色、このスペースを、こ〜んな値段で借りられるのなら、「ラッキー♪」である。要は考え方一つ。そ れでとんでもない環境が手に入るのだっ♪

さて、向こうに事情があるなら、こちらにも事情はある。こちらの事情も汲んでくれませんか〜とお願いしやすくもなるのよね。ってわけで、すぐさま契約の交渉に入ったが、仲介の不動産会社が2件(こちら側とオーナー側)入っているので、話のやり取りに時間がかかる。

返 事を待つ間、私達は何度となく現地に足を運んだ。家から車で30分程の所だから、気軽に行ける距離である。なんたって、心はもうその場所に住み始めてし まっているのだ。(^^ゞ 行く度にスーパーや本屋、レンタルビデオ屋(これ必須!)、郵便局や銀行の場所などをチェック、チェック、チェ〜ック!インテ リアはこんなの?あんなの?とか、頭の中はもう次の家の事で一杯だ。

そうこうしているうちに、不動産会社からOKの返事がきた。こちらのお願いを100%のんでくれる、これまた信じられない結果に。\(^O^)/ これでウソのようなホントの引越がいよいよ始まるのだ。