Classic type F (MITSUOKA Zero1)

1998年1月のこと。その頃いろいろなオープンカーを物色していた私たちは、近所にあるBUBU(光岡の販売店)の前を通りかかり、1台の車に目がとまった。
すぐに折り返してショールームに入ってみると、ピッカピカのクラシックタイプFが。「うぅっカッコイイ!!」 一目で虜になってしまったのだった。

それから何度かBUBUに通い、眺めたり乗ってみたりしてはため息をつき、「これに乗るなら、この車に似合う女にならなくちゃ。目指すはリンダ・ハミルトン (「ターミネータ」から「ターミネータ2」への変身はみごとでした!)並みの変身か・・・」などと空想をめぐらしていた。これマジな話。(^_^;)

バックスタイルだって、女性にとってはかなりハードな車だもの。こんな姿しててAT仕様なんかあったりするんだけど、ドアはないし、完全なオープンスタイル。一応幌はついていて、フロントガラスの縁にパチンパチンと留めていくようになっている。しか〜し、幌をつけて乗り降りするのがなかなか難しい。(やってみたのよね。 ショールームで。(^^;;;)ま、よっぽどのことがない限りつけないんだろうけどね。普通は。

内装結局のところ買わなかったわけだけど、一時的にせよ(己を知らず(^^;;;)夢中になり、大いに楽しませてもらった車。
ただ、ゼロワンが走ってるのは見たことあるけど、このクラシックタイプFが走ってるのは残念ながら見たことがないんだよねぇ。どこに生息しているんだろう。

※カタログをスキャンしたもので、ページの切れ目がそのままです。きれいじゃなくてごめんなさい。m(__)m

-MEMO-

「Zero1」シリーズは、2000年秋から実施の運輸省の側面衝突試験に適合しないとの判断(試験をクリアするには新たなシャーシが必要)で、同年夏までに生産を終了したそうです。残念。

ZERO1(写真)は、光岡自動車が初めて運輸省の型式指定を取得したモデルで、光岡が「コーチビルダー」から日本で10番目の「乗用車メーカー」となった記念すべき車。

Zero1シリーズ・クラシックタイプFは、1997年10月に通商産業省選定グットデザイン商品になっている。