『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』

ハマってしまったかもしれない・・・。

よく一緒に美術館なんかに行く友人が、「これすごくいいの〜」と貸してくれた(っ てか、突然送ってきた。)。ジャケットの写真を見て「・・・なんやろ?」。ドラッグクイーンものはあまり得意じゃなかったりするので、ちょっと躊躇した。 が、彼女がそれほど興奮しているのには理由があるはずだ。受け取ってしばらくは時間がなくて見れなかった((注)ホントに見る時間がなかったのであって、 決して避けていたわけではない!)のだが、風邪で寝込んだ時にやっと見ることが出来た。

見ている途中・・・
面白いんだか面白くないんだか、それさえもわからない状態。
見終わってみると・・・
何かが心に残っている。なんだか妙に興味がわいてきた。
そして、特典映像やらドキュメントやら監督のコメンタリーバージョンやらを一通り、それもなぜか(?)夢中で見てしまった。
しばらくして、また初めから見た。良かった。1回目に見た時は、どの曲もどこかで聴いたようなアレンジばかりじゃないか、と思ったが、次に聴くと、それは とても懐かしく聴こえた。それゆえに歌詞が心に入ってくる。もう曲が頭から離れなくなった。でもまだ消化しきれていない。きっと何回も見てしまいそうだ。 これって、完全に「ハマってる」ってことじゃないのか?

最後になったが、内容は・・・
オフ・ブロードウェイでロングランヒットしたロック・ミュージカルを映画化したもの。旧東ベルリン生まれのヘドウィグは、アメリカへ渡るために性転換手術 を受けさせられたが失敗。アメリカへは行ったものの、彼に捨てられどん底の生活。新しい彼とともにバンド活動するが、彼は曲を盗んでデビュー。いろんな怒 りを抱えつつ、自分のカタワレを追い求めるヘドウィグの物語。

【Data】
ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ
Hedwig and the Angry Inch
2001年 アメリカ
監督:ジョン・キャメロン・ミッチェル
脚本:ジョン・キャメロン・ミッチェル
出演者:ジョン・キャメロン・ミッチェル 、スティーブン・トラスク 、ミリアム・ショア 、マイケル・ピット